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世の中には化粧品がたくさんあります。安いものから高いものまであって、どれがいいか判断できないですよね。
しかも、「プチプラ製品がいい!」「デパコスにした方がいい!」などいろいろな意見があって、余計に混乱してしまいます。
こんな疑問に対して、化粧品の開発者である私は真っ向からぶった切ろうと思います。
自分の肌に合っていて気分が上がるならなんでもいい!
そうなんです。実は自分の肌質に合う化粧品であればなんでもいいんです。
ただし、デパートコスメ(デパコス)とプチプラ化粧品には明確に違いがあることも事実。
化粧品開発者の目線からこの製品(剤型)はデパコスにした方がいいんじゃないかという提案をしたいと考えています。
早速ですが、この記事の結論です。
- 化粧水・美容液・乳液・クリームなどのスキンケア製品デパコスにした方がいい
- クレンジングや洗顔はプチプラ製品でもOK
- 自分の肌に合い、気分が上がるものを使うのがベスト!
それでは解説していきます。
そもそもデパコスって?
デパートコスメ(デパコス)は、百貨店やデパートのコスメカウンターで販売されている化粧品全般のことを指します。
デパコスにはスキンケア製品からメイク製品までの幅広い種類があり、高級感のある製品が多く並んでいます。
また、デパートや百貨店内にあるカウンターで、美容部員さんが対面形式でその人にあった化粧品を提案してくれます。
そのため、化粧品を選ぶことが苦手という方でもかんたんに化粧品を選ぶことができるというメリットがあります。
- RMK(アールエムケー)
- ADDICTION(アディクション)
- ANNA SUI(アナスイ)
- IPSA(イプサ)
- Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)
- ESTEE LAUDER(エスティローダー)
- Elegance(エレガンス)
- CLARINS(クラランス)
- CLINIQUE(クリニーク)
- Cle de Peau Beaute(クレ・ド・ポー ボーテ)
- GUERLAIN(ゲラン)
- DECORTÉ(コスメデコルテ)
- SHISEIDO(シセイドウ)
- GIVENCHY(ジバンシイ)
- JILLSTUART(ジルスチュアート)
- CHANEL(シャネル)
- shu uemura(シュウウエムラ)
- SUQQU(スック)
- THREE(スリー)
- Celvoke(セルヴォーク)
- Dior(ディオール)
- TOM FORD Beauty(トムフォードビューティ)
- NARS(ナーズ)
- BOBBI BROWN(ボビイブラウン)
- PAUL&JOE(ポールアンドジョー)
- M・A・C(マック)
- MAKE UP FOR EVER(メイクアップフォーエバー)
- LANCOME(ランコム)
- LUNASOL(ルナソル)
- Laura Mercier(ローラメルシエ)
美容部員さんによるタッチアップによって、いつもと違う自分を発見することもあるようです。
※タッチアップ:美容部員さんにメイクやスキンケアをしてもらうこと。
私もタッチアップをしてもらって、そのままオススメされたものを買うことがあります。
デパコスとプチプラ製品の違い
デパコスとプチプラのいちばんの違いは、値段です。
プチプラ製品は高くても3,000円いかないくらいの値段ですが、デパコスは安いものでも5,000円ほどはします。
(スキンケア製品の場合)
値段が大きく異なる理由は2つです。
- 成分の違い
- 容器の違い
成分の違い
美容に興味がある人は、「ニベアの青缶とクレーム ドゥ・ラ・メールが似てる」と聞いたことはあるのではないでしょうか。
成分は似ていますが、大きく違うポイントがあります!
化粧品の成分表の見方という記事を読んだことがある方はわかるかもしれませんが、かんたんに解説しましょう。
ニベアの全成分
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
クレーム ドゥ・ラ・メールの全成分
水・ミネラルオイル・アルゲエキス・ワセリン・グリセリン・イソヘキサデカン・マイクロクリスタリンワックス・ラノリンアルコール・ライム果汁・パラフィン・エタノール・硫酸Mg・オレイン酸デシル・ジステアリン酸Al・オクチルドデカノール・クエン酸・ステアリン酸Mg・パンテノール・水添野菜油・シアノコバラミン・カロチン・安息香酸Na・香料
共通の成分に青のラインを引いていますが、かなり似ていることがわかります。
この2つの製品で最も違う部分は、クレーム ドゥ・ラ・メールの3番目に記載のあるアルゲエキスです。
私の経験と英語版の全成分(INCI)などの情報を総合的に考えると、どちらもラノリンアルコールよりも上に記載のある成分は1%以上配合されています。
※間違っていたらすみません。
また、INCIの情報(EU)では一番上に記載のある成分がAlgae (Seaweed) Extract(日本語のアルゲエキスに相当)であるため、おそらく水の代わりにアルゲエキスを使用している可能性が高いです。
エキスが高配合されているため、高くなるのは当たり前です。
容器の違い
成分にも違いはありますが、容器にも大きな違いがあります。
デパコスブランドの化粧品は、容器が豪華で高級感があります。対して、プチプラコスメの多くはシンプルなプラスチックの容器であることが多いです。
容器に高級感があると、部屋に置くだけでおしゃれに見えたり、気分が高まってより効果が出たりします。
気持ちも大事なことですね。
デパコスとプチプラの使い分け
プチプラコスメを使用していたとしても、基本のスキンケアはできます。
ただし、デパコスは全体的に質が高いですが、プチプラ製品の品質はピンキリであるため、化粧品を選ぶ技術が必要になります。
開発者目線でこうした方がいいかなということを説明しますね。
スキンケアには重要な基本の3ステップがあるということをすっぴんきれいになりたいという記事で解説しています。
- 落とす
- 補給する
- ふたをする
このステップの内、「②補給する」と「③ふたをする」はデパコスを使うことをオススメします。
理由は成分の違いです。
ニベアとドゥ・ラ・メールの違いでも説明したように、デパコス製品は効果のある美容成分を高配合している可能性が高いです。
肌に良い影響を及ぼすためには、特定の成分を高配合する必要があります。プチプラ製品で「〇〇配合!」となっているものは、0.00001%や0.0001%しか配合されていないということが普通にあります。
残念ながらこれが現実です。
スキンケアの効果を出していくためには、肌に良い成分を効率よく取り入れることです。
そのため、配合量はたいせつな指標となります。
対して、「①落とす」で大事な役割を果たしているクレンジングや洗顔は、プチプラでも構わないでしょう。
なぜなら、洗い流す製品に美容成分が高配合されていることはほとんどないからです。(洗い流すときにいっしょに流れてしまうから。)
もちろん高配合することに意味がないということはないですが、多くのメーカーは洗い流し製品に美容成分を高配合する必要はないと考えています。
このことから、「①落とす」はプチプラ製品でも構わないとの考えに至りました。
と言ってもプチプラ製品は多種多様あり、粗悪なものも一部存在しているため、研究者目線でオススメできる製品を紹介します。
プチプラのクレンジングや洗顔のオススメをご紹介!
ばつぐんの保湿力
毛穴さっぱりクレイ洗顔
クレンジングオイルの定番品
やさしくしっかり落とす
デパートに行く時間がない人はどうすればよいか
「カウンターに行くのはちょっと」「子育てが忙しくてデパートに行けない」と思う方でもAmazonなどで購入できるデパコスブランドもあります。
また、ブランドコスメという通販サイトでは資生堂などのデパコスブランドをリーズナブルに購入することができます。10~60%ほどの割引をしていることもあるので、お試しとして利用してみるのはいかがでしょうか。
まとめ:デパコスにすべきもの
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
デパコスは、デパートや百貨店などで取り扱いのある高級化粧品のことで以下の2つの特徴があります。
- よい成分が高配合されている
- 高級感のある容器が使われている
使用する化粧品すべてをデパコスブランドでそろえる必要はありませんが、化粧水・美容液・乳液・クリームのようなスキンケア製品はデパコスにした方がいいです。
理由は、肌に好影響を及ぼす美容成分の配合量が多い可能性が高いからです。
デパコスの中でも、個人的にオススメしたいブランドは日本ブランドの製品です。
資生堂やKOSEなどの大手メーカーは日本人のための製品開発を行っており、肌刺激などの安全性試験なども日本人をターゲットにして日々研究開発が行われています。
また、資生堂やKOSEなどの有名日本メーカーのブランドはどのデパートでも基本的にお店があります。
美容部員さんにタッチアップしてもらうことに抵抗のある方もいるかもしれませんが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
>>タッチアップの受け方は今後記事にする予定
まずは化粧水や乳液から、デパコスブランドに変えてみませんか?