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肌荒れがひどくて購入した化粧水がしみる
そんな時に試してみてほしいのが、手作り化粧水です。
入っている成分を限りなくシンプルにできるので、肌への負担を減らしつつ保湿する手段に最適な方法になっています。
最もシンプルでかんたんな手作り化粧水に必要なものはたったの3つ。
水(カルキの抜けたもの)
グリセリン
容器
すぐにできるのでチャレンジしてみましょう!
手作り化粧水のおすすめレシピ3選
この記事では、化粧品開発者がおすすめする手作り化粧水のレシピを3つ公開します。
下にいくほど複雑になりますが、保湿力も上がっていきます。
自分のお肌の調子によって使い分けてみましょう!
入れる成分はたった2つ。とてもシンプルなレシピで、肌への負担が少ないです。
成分 | 配合量 |
---|---|
水 | 95g |
グリセリン | 5g |
合計 | 100g |
グリセリンを増やすほど保湿力が上がります。
ただし、グリセリンの量に比例してべたつきも出てくるので、何度か作って自分の好みの量に調整してみてください。
水、グリセリン
グリセリン高配合だとニキビができやすい方のために、グリセリン以外の天然保湿成分を使った手作り化粧水のレシピも公開します。
成分 | 配合量 |
---|---|
水 | 92g |
ベタイン | 6g |
トレハロース | 2g |
合計 | 100g |
グリセリンの代わりに天然の保湿成分であるベタインとトレハロースを配合してみました。
このレシピにグリセリンを5gほどいれる(水を87gにする)とさらに保湿力を高めることができます。
水、ベタイン、トレハロース
もう少し油分も加えてさらに保湿したいという方は2層式化粧水のレシピがオススメ。
水分蒸散を防げるため、よりしっとり肌にすることができます。
これは、乳液やクリームが水分蒸散を防ぐのと同じ原理です。
成分 | 配合量 |
---|---|
水 | 87.5g |
塩 | 0.6g |
グリセリン | 7g |
ベタイン | 4g |
トレハロース | 1.5g |
スクワラン | 2g |
合計 | 100g |
スクワラン以外の成分を入れてからしっかり混ぜた後に、スクワランを入れましょう。
手でシャカシャカすれば溶けます!
保湿力の持続時間を上げるため、少しだけスクワランを配合しています。
スクワランは、ホホバオイルなどの好みのオイルに変更してもOK。
水と油がきれいに分離するよう塩を加えていますが、見た目にこだわらない方は抜いても問題ありません。
水、グリセリン、ベタイン、スクワラン、トレハロース、塩化Na
手作り化粧水を作るときに必要なもの
手作り化粧水を作るときに準備しておいた方がよいものを列挙していきます。
注意点などもあるのでしっかり確認してくださいね!
手作り化粧水は防腐剤を使用しないので、作るために使用する器具を消毒するために使用します。
消毒用アルコールを使用するか、無水エタノールと精製水を混ぜて自分で作ってしまいましょう!
100g作る場合
無水エタノール | 80g |
精製水 | 20g |
しっかり混合して容器に入れたらおわり!
手の消毒などにも使用できます!
手作り化粧水は可能な限り成分数をシンプルにするので、防腐剤を使用しません。
化粧品は防腐剤を入れていないと腐ってしまうので、容器は煮沸消毒ができるガラス製を推奨します。
煮沸消毒とは、「80℃以上のお湯に10分以上浸けること」です。注意点もあるので、意識して正しい消毒を行いましょう。
容器が汚れていると消毒の効果が薄れます。食器用の中性洗剤などでしっかり洗うようにしましょう。
直接入れると容器が割れてしまうことがあります。
やけどしないように注意してください。
容器に水分が残っていると雑菌が増えてしまいます。乾燥はしっかりと行いましょう。
手作り化粧水に使う水は、カルキを含まないものを使いましょう。
精製水が無難ですが、カルキ除去効果のあるウォーターサーバーの水を使用してもOKです。
また、煮沸してカルキを抜く方法もあります。
※塩素が分解するまでに10分程かかる
手作り化粧水のデメリット
手作り化粧水にはいくつかデメリットがあります。
デメリットをしっかり理解したうえで試しましょうね。
一般的に売られている多くの化粧品は、製品の腐敗を防ぐために防腐剤が配合されています。
手作り化粧水は肌への負担を限りなく少なくするために防腐剤を配合していません。
長期保管できないということは強く意識しましょう。
防腐剤を配合を配合していないため、通常よりも菌が増えやすいです。
なるべく菌の繁殖を抑えるため、冷蔵庫で保管するようにしましょう。
容器が細菌で汚染されていると、作った化粧水も細菌だらけになってしまいます。
煮沸消毒をしっかりと行い、容器の滅菌を行いましょう。
手作り化粧水のメリット
この記事で公開している「もっともシンプルな化粧水」の場合、100g作っても約80円です。
プチプラ製品の中でコスパが高いと言われているナチュリエ ハトムギ化粧水ですら100g換算で約140円なので、とても安いことがわかります。
量産品でこれだけ安いということは、中身のほとんどが水だということが・・・
防腐剤など、肌に刺激が出る可能性のある成分を自由に減らすことができます。
敏感肌でどの成分に反応しているのかわからない方などにも有効な保湿の手段だと考えます。
例えば、夏の時期に少しさっぱりした化粧水を作りたいと思ったときに、エタノールを少し加えるとさっぱりとした使用感になります。
「この化粧品のこの成分が入っていなかったら使ってみたいのに」という化粧品があれば、ためしにその成分を抜いて自由に作ってみるのも面白いのではないでしょうか。
Amazonなどで大体の成分は買うことができますよ!
手作り化粧水のQ&A
- 手作り化粧水の材料は?
- 水やグリセリンなどを混ぜることでかんたんにつくれます。
- 手作り化粧水に期限はありますか?
- 1週間程度で使い切るようにしてください。
- 自分で化粧水を作ることはできますか?
- 材料を揃えれば誰でもかんたんに作ることができます。
- 手作り化粧水にセラミドは配合できる?
- セラミドは油に溶ける成分であるため、手作り化粧水ではほとんど入れることができません。
ユズセラミド(表示名称:ユズ果実エキス)などの水溶性の植物性セラミドであれば配合可能です。
- 手作り化粧水に美白効果はありますか?
- 「トラネキサム酸」や「ビタミンC誘導体」などの医薬部外品の有効成分となるものを配合すれば効果が出るかもしれませんが、肌トラブルが出る可能性があるので推奨いたしません。
- 手作り化粧水で毛穴ケアはできますか?
- アーティチョーク葉エキスなどの毛穴引き締め効果がある成分を配合すれば、効果が出る可能性があります。ただし、肌トラブルが生じる可能性があります。少しでも気になるトラブルが現れた場合は直ちに使用を中止し、皮膚科医等にご相談ください。
まとめ:手作り化粧水はコスパ最強
かんたんなまとめ
この記事では、手作り化粧水のレシピやメリット・デメリットについて解説しました。
手作り化粧水には菌に気を付けなければならないというデメリットがありますが、自由に成分を入れられるというメリットがあります。
敏感肌で市販の化粧品を使えないという方の保湿方法としては、とても有効な手段でしょう。
また、自分で化粧品を作る楽しみも出てきます。
化粧水であれば30分もあれば完成するので、ぜひ試してみてくださいね。
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